ロックマン9 野望の復活!! 3日目

+3時間40分

ギャラクシーマン

突然上空から現れ、ロックマンを掴んで高速で移動する敵が厄介だった。ただジュエルのバリアを貼れば何の問題もない。他の場所でもバリアがかなり役に立った。このバリアは他の作品と比べても強すぎるようだ。
ボスはトルネードマン同様空中にいることが多く、ホーネットを使用。ダメージ量が低く明らかに弱点武器ではないものの、初見で勝てた。

マグママン

初見の雑魚に手を焼いたが、ノーミスでボスまで到達。極太のマグマレーザー地帯は難しそうに見えて、手こずるような箇所がなかった。
マグママンはシリーズの定説通り風系のトルネードが弱点武器だったが、中ボスに使っていたため早々にエネルギー切れ。あとはバスターでゴリ押しして何とか勝った。

スプラッシュウーマン

トゲだらけだった。動く足場地帯に苦戦する。今まで散々アクションゲームをやってきて、あの程度の場所で躓くか。
ボスの弱点は電気かと思いきや、ハチだった。水中のボスにハチが効くとは思わなかった。関連がなさ過ぎないか。女だからハチが怖いって設定は可愛いよねとかそういうノリか。そういうノリなのか。むしろ宝石に弱い方がらしいと思うが、弱いの意味が違うか。

ワイリーステージ1

今日は3体倒してやめておくつもりだったが、さすがに30分足らずではやめる気がしない。しかしワイリーステージ以降は恐らくセーブできないから、一度やり始めたらクリアまでプレイしなければならない。
通常ステージもワイリーステージも、ステージ開始の曲が2の使い回しだった。他にも2の使い回しがある。作曲の労力を惜しんだのではなく、ファンサービスのようなものだろう。その配慮がいやだ。ネット民、特にニコニコ界隈に媚びている印象しか抱けない。「ロックマンといえば2」というのはネット界隈の勝手な評判だ。もっともロックマンの新作がリリースされた事と、ニコニコなどの存在は無関係ではないだろう。それでも新しくして欲しかった。1から一度たりとも同じだったことはなかったのに、ここで過去と同じ曲が使われると「統一感がない」という統一感がなくなってしまう。
黒幕がワイリーなのはわかりきったことだが、スクラップ予定のロボットを騙して戦闘用ロボットに改造する、という手口が非常にえげつない。1でも同じ事をやっていたのだろうが、ストーリーとして描かれるとその凶悪さが際立つ。子供向けの世界観とはいっても、やっていることはシグマと変わらない。
マグマレーザーが凶悪になって再登場した。マグママンステージではほんの顔見せ程度のことだったようだ。下から順に放たれるマグマをコンクリートで固めていき、そこを足場にして上のマグマを固めていく、というだけのことなのだが、なかなかタイミングが難しい。しかし激烈に難しいというほどではなく、その割にはやけに苦戦した。初見とは言わないまでも、2,3回でクリアすべきところだろう。
ボスはよくわからないままバスターを連射していたら勝てた。トゲ付き鉄球が画面端まで到達したら詰んでしまうのかと思ったら、そんなことはなかった。

ワイリーステージ2

トゲだらけの水中ステージで行き詰まる。落ちる寸前の場所でジャンプしなければならない箇所が複数あり、そこで何度も転落した。
ボスは巨大戦艦の3つのパーツとの3連戦だった。第2形態は弱点武器がないと戦いにくく、大幅にダメージを受けてしまった。トゲだらけのステージをもう一度やり直したくないため、ここで初めてE缶を使用。無理矢理勝った。

ワイリーステージ3

ロックマンが自動で上へ上がっていく箇所は最初こそ戸惑ったが、仕様がわかったら特に苦戦するものではなかった。それよりも穴やトゲが厄介だった。本当に即死トラップばかりだ。もっともワイリーステージに即死トラップが多いのは、今に始まったことではない。
ボスは出来損ないのイエローデビルのようだった。上下からの同時攻撃はかなり避けづらい。慣れてくるとそうでもなくなったが、弱点武器以外で倒すのはまだ無理そうだ。

ワイリーステージ4

お馴染みの8大ボスとの再戦ステージだった。慣れればただの作業と化すボスとの再戦も、慣れていない内はかなり苦戦する。だからこそ今が一番面白い。まずはほとんどわかっていない弱点を一つ一つ確定させていった。バスターで勝ったはずのボスに弱点武器を使っても負けることがある。弱点がわかるとどうしても動きが雑になってしまう。基本ごり押しが好きなのだろう。
これまでのシリーズには8体ボスを倒してステージクリアのケースも多かったが、今作は同じステージでワイリーとの対戦となった。最初はダメージを与える術すらわからず撃沈し、次はダメージを少ししか与えられずに敗北してゲームオーバー。またボスとの8連戦である。これは辛い。ワイリーの第1形態は3,4戦目にようやく撃破。第2形態は弱点を特定することすらできず負けた。
次の8連戦では、プラグマン戦で弱点武器が尽きた上に負けてしまった。今度は最初からバスターのみで戦わなければならない。だがバスターだけで勝ったことはなく、残機全部使っても勝てなかった。その後もマグママンで同様の状態になり、やはり連敗する。プラグマンとマグママンがネックのようだ。弱点武器が消費しやすく、こちらのライフ次第では武器を使い切った後で負けるという最悪の状況になってしまう。
ワイリー第2形態を倒せば一旦ステージクリアかと思いきや、引き続きワイリーカプセルとの戦いになって絶望した。こんな連戦今まであっただろうか。せめて8ボスとワイリーは分割できなかったか。ワイリーカプセルは登場当初の4や5では大した強さではなかったが、7頃から無闇に強くなった。今回も例外ではなく、攻撃できるチャンスが少ない上攻撃が避けにくい。しかも弱点武器は至近距離でないと当たらない。
E缶が2個3個あればとっくに勝っているだろうが、M缶が1個しかない。一度使ってしまうと、このプレイでは二度と手に入らない。使った上で負けた時はクリアを一旦諦めるしかない。だから使い所を誤るわけにはいかない。最低でもワイリーマシンはノーダメージで撃破し、その上でワイリーカプセルのライフを半分減らしたくらいの状況でなければ怖くて使えない。
何度も繰り返す内に8大ボスはスムーズに倒せるようになり、ワイリーマシンも少ないダメージで勝てるようになってきた。ノーダメージというわけにはいかなかったが、少しのダメージでカプセル戦に突入。ホーネットで少しずつカプセルにダメージを与え、半分程減らしたところでM缶を使用。やはりカプセルの攻撃は避けづらく、あと一発食らったらアウトというところでギリギリ撃破した。かなり危なかった。E缶なしで倒すのは厳しそうだ。

エンディング

ワイリーは10度目の土下座を敢行。敗北を認め、拉致したライト博士が体調を崩していると打ち明けた。だがこれは罠で、寝込んでいるライトはただのロボットだった。ロボットに感電させられたロックマンに対し、ワイリーは「この城と一緒に死ね!」と言い捨て、城の自爆スイッチを起動した後に脱出していった。
なんだか爽やかじゃない。ワイリーってこんな極悪人だったか。世界征服をたくらむ悪の科学者で、これまでも散々悪事を働いてきたが、それでもロックマンと堂々と戦う爽やかさがあったはずだ。ルパンと銭形警部のような関係と言えば良いだろうか。
確かに往生際は悪く反省もしない。反省したフリをしてライバルと共同開発したロボットを持ち去った事もあれば、科学者に対して娘を拉致して脅迫した事もあった。人の発明や発想を盗んででも勝とうとするし、ガッツマンがやたら好きだし、100年後にはロボットとなってまで、人間に反乱するイレギュラーの軍隊に加担する有様で、心底のクズではあるが……。特にフォローできる部分がなかった。ただのクズだった。ワイリー唯一の美点は、機能停止寸前のブルースを助けた事くらいか。
プレイ時間は約6時間。他のシリーズの初プレイ時間など昔過ぎて記録しているはずがなく、他と比べて苦戦したかどうかは全くわからない。ワイリーステージの数が少ない事もあるし、プレイ時間そのものは短い方だろう。即死トラップの多さはやや気になるものの、難しすぎず簡単すぎず、丁度良いバランスだった。初見でクリアしたステージが3つほどあることを考えると、ちょっと物足りないかも知れない。