真・女神転生 13日目

+2時間20分

全く進まない

六本木を探索する。罠だらけの地下でわきみのつぼを入手するが、特に何かが起こる気配がない。街の統治者である伯爵とも戦闘にならず、重要そうなアリスとも何のイベントも起こらない。もう一人の伯爵は不在で部屋には入れない。仲間の男の恋人が悪魔に取り憑かれた状態で捕らわれていたが、はんごんこうがないとどうにもなりそうにない。しかしはんごんこうに関する情報に心当たりはない。

行き詰まったのでフィールドを探索し、渋谷を発見する。ダンジョンでもないのに、落とし穴やダークゾーンのある意味不明な建造物だった。フィールドを歩いていると度々助けを求める少女の悲鳴が聞こえてきて、その度10秒ほどゲームの進行が止まるので鬱陶しく感じていたが、その張本人がこの建物の中にいた。悪魔に取り憑かれているということがわかっただけで、やはり何のイベントも進まない。

新しい場所を発見してもイベントが進まないので疲れてきた。新宿に人の精神の中に入れる能力者がいるというから必死に捜して見つけても、「早く助けてやれ」と言うだけで全然協力しようとしない。わきみのつぼは魔王でも封印できるアイテムだというのに、取り憑いた悪魔をどうすることもできないらしい。

フラグが立ったのだろうかと思ってもう一度不在の伯爵を訪ねても、やはりいないままである。まだ行けていない場所といえば、高い魔力か何かで封印されているという扉だけである。真2では、主人公のパラメータが一定以上ないと進めないというクソ仕様のイベントがいくつかあり、これもそのパラメータイベントの可能性がある。しかしレベル44まで上がった状態でさらにレベルをいくつも上げるのは、不可能ではないが莫大な時間がかかる。何よりそれでも進めない可能性がある。

そういえばもう一つ情報があった。渋谷の西に鬼がいるという。渋谷西を探索して何も出なかったら、もう遠慮なく攻略サイトを見る。3日修業したのにこんなところで停滞するのは勘弁して欲しい。西には建造物らしきものがあるものの、森らしきものに隔てられて先には進めない。その北西にはレベル上げでお世話になった建造物があるが、そんなところでイベントが進むわけがない。どう考えても今行くべき場所ではない。鬼というのが酒呑童子の事でもないだろう。はい手詰まりー。攻略サイトを見る。

攻略サイト

攻略サイトが見当たらないので仕方なくプレイ日記を参考にする。プレイ日記は自分が欲しい情報に限って書いていないから困りものだ。案の定というか、自分の進んでいるルートとは違うようで、全く違った展開で話が進んでいた。ネタバレを見てしまったが、もはやそんなことは関係ない。とにかく先に進ませて欲しい。しかしこれもまた予想通りだが、何故かこのプレイ日記ではサイコダイバーを救出するイベントが起きている。

攻略サイトを探してようやく事情を把握した。どうやらオザワを倒さないとサイコダイバーは協力しないそうだ。しかしわきみのつぼを持っているとオザワとは戦えない。わきみのつぼは六本木の伯爵を倒すのに必要らしい。六本木といえばはんごんこうを欲しがっている女だが、はんごんこうは渋谷の教会を直すことで手に入れられるようだ。女のイベントを解決することで、伯爵と戦えるようになるのだろうか。

意味がなかった

教会を直してはんごんこうを購入し、女を成仏させたが、伯爵は不在のままだった。あーァ……。理不尽だ。ただの都合やんけこんなん。いない理由がない。先にオザワを倒して女を仲間にしてから伯爵と戦わせたいという、開発者のご都合ではないのか。RPGに多い、この手のご都合障害には疲れてきた。たとえば伯爵が女を欲しがっていて、パーティに女がいないと面会したくないと言うのなら、ご都合でも一応筋は通っている。留守というのは如何にもご都合でおざなりな理由だ。「今会わせるとまずいから留守にしとけ」という発想を感じる。

オザワもまたご都合である。オザワの切り札は悪魔だが、これはわきみのつぼによって封じられてしまう。しかし主人公がわきみのつぼを持っていると、オザワとは戦えない。何故か?「そんなものは捨ててから来てくれたまえ」とオザワが頼んでくるからだ。いざ捨ててから行くとどうなるか?「オザワてめえは許さねえ!」などと、突然仲間の男がオザワに戦いを挑み始める。なんかもう、全く意味がわからない。オザワから襲いかかってくるのではなく、こちら側からオザワに戦いを挑んでいるのに、「わきみのつぼなんて捨ててかかってこいよ」というコマンドー的要求を受け入れて「じゃあ、捨ててから来ます」ときたもんだ。敵も味方もどっちもおかしい。

その上オザワの呼んだ悪魔に必ず負けてしまう。合体イベント後だとまともに戦えるようになるものの、これも「いやさっき勝てたじゃん」という程度の強さで、これもまたご都合だった。筋の通らないご都合主義の嵐で、疲労と不満が蓄積する一方だ。大魔王ゾーマが「光の玉を持っておるな?捨ててから来るがよい」と頼んでくるだろうか。頼んできたとして、勇者がそれを投げ捨てる理由がどこにあるだろう。敵が弱点の品物を怖いから捨ててくれと頼み、主人公が本当に捨てて負ける。斬新すぎる。いつか真似したい。

楽にならない

オザワ関連のイベントのことは早く忘れよう。女の精神世界に入る。仲間が一人抜けたことにより戦力低下が著しく、レベルが45近いというのに全然楽ではない。それどころか数回の戦いで死者が続出し、BIND状態の主人公が一人という絶望的状況に陥った。BINDが全然治らない。その割にはなかなか死なず、精神世界内で女と出会う。現実にも無事生還したが、悪魔を倒さなければ意味がないようだった。

精神世界はエンカウント率が異常に高い。本当に1歩ごとに敵が出現する。レベルが高いから余裕かと思えばそんなこともない。参った。ご都合主義に翻弄されたかと思ったら、今度は単純にダンジョンが難しいと来た。あの手この手で精神を削られる。数回の攻撃で死んでしまうのは体力が低いからか装備を全く更新していないからか。離脱前提の仲間に金を使いたくないというこだわりを捨てないと、結局停滞することになりそうだ。だがさらにジレンマがあり、一番強力な武具がありそうな六本木は、今のところ店が無人になっているということだ。ここで下手に装備を買い揃えても無駄にならないか不安だ。