今週もひどいドラゴンボールGT #55

ほぼ全編ベジータが過去を振り返っていた。サイヤ人編から始まって、フリーザ戦、ブウ戦といった懐かしの過去映像が流れ、そのついでにベジータ超サイヤ人4化計画が多少進む、という構成だった。「大猿になっても理性を失わないベジータなら、超サイヤ人4を超えられるかも知れない」というブルマの楽観的な予測を真に受けたベジータは、「カカロット超サイヤ人4でも5でもなりたきゃなりやがれ!」と息巻いていた。

嫁の技術に頼りながら調子に乗るのはいかがなものだろう。サイヤ人のプライドはどうした。4の前に3になるべきなんじゃないか。フュージョンを使っているとはいえ、自分の子供も成し遂げたことだ。もっとも今更超サイヤ人3になる意味はほとんどない。

ゲームか何か知らんが、最近はほとんどのサイヤ人超サイヤ人3にされてしまっている。大安売りである。その上なんだか映画のキャラクター同士が合体までさせられ、いよいよドラゴンボールの作品レイプも酷いことになっている。映画のキャラクター同士の合体だから原作とは関係がないし、原作以外で何をやろうとやはり原作には関係ないのだが、どうも釈然としない感覚を覚えるのも事実。問題はその設定に何の背景もないことだろう。たとえば未来のトランクスが超サイヤ人3になったり、ベジータ超サイヤ人3になったりする事にストーリーの裏付けなど恐らく何もないのだろう。カードダスのサイトを見て驚いたのは、未来の悟飯すら超サイヤ人3になっていることだ。もはや意味がわからない。レイプどころじゃない。屍姦ではないか。