FINAL FANTASY X-2 20日目

+1時間9分
ネットから全アイテム所持のセーブデータを落としてみたが、HPMPが9999と999で、なんとかこの数値を初期化させようと1時間以上奮闘したものの、結局元に戻すことはできなかった。強くてニューゲームをすれば本来パラメータは初期化される。レベルや攻撃力などはしっかり初期化されるが、何故かHPMPは変わらない。HPが9999でも与えるダメージが5前後というアンバランスさでは面白いわけがない。試行錯誤に疲れて一週間以上一切触らなかった。

しかしこのまま終わるのはどうも名残惜しい。クリアまで続けるかどうかはともかく、少し強くてニューゲームを試してみたい。当然自分のセーブデータを使用する。

エンカウントなしで強力な装備もあるため、かなり楽に進められる。厄介なのはイベントシーンだ。スキップできるものとできないものがあって鬱陶しい。声も飛ばせるものと飛ばせないものがある。聞いたことがある声に限って飛ばせない。面倒臭い。煩わしい。ストーリーに興味があるならまだしも、ほとんど興味を持てない。しかも2周目だ。ストーリーに興味がなくてもキャラクターに興味があればまだ救いがあるのだが、生憎キャラクターにも興味が持てない。

最初は割とスフィアハントの話が続いている。しかし少しストーリーを進めると世界を救う話となる上、その救う話のスケールも小規模で、さほどドラマチックでもない。ミッションは一つ一つの話が小さく纏まりすぎていて、解く楽しみがない。やはりこのゲームはなかなかどうして、駄目だ。

なんだかんだ言って一流メーカーであるだけに下手に遊べてしまうが、ストーリーは駄目だ。世界が平和になって暇になった救世主が、おちゃらけて遊んでいるようにしか見えない。「スフィアを取らなければ飢え死にする!」という切迫感がない。その点、ディグアウターのロックマンDASHとは異なるし、ハンターが稼業だったアークザラッドのエルクとも違う。いつでも「スフィアハントも飽きたし、島に帰ってのんびり暮らしますかぁ!」が可能なのだ。そこの部分が致命的ではないかと思う。今思いついた。

さらに駄目なのは、主人公の所属する組織自体、主人公にはアマアマだということだ。本当にスフィアハントが目的なら、人助けにシフトしがちな主人公と対立してしかるべきだが、組織のリーダーからして主人公には逆らえない。つまり馴れ合い集団だ。そうだ。緊張感がない事がストーリー上の最大の欠点だったのだ!今思いついた。