覇邪の封印(2週目) 23日目

+1時間45分

入手が面倒な怒りの鏡は使わずに魔獣を倒そうとすると、やはり辛い。何度やっても負ける。結局ガイを最大レベルにして何とか勝てた。その際何度も盾が壊れたため、金が底を突いてしまった。今の段階で金欠になるとは思わなかった。鎧を一つ手に入れればもう一つ手に入れるのは容易い。

仲間になったメディアは上限レベルではなかったが、HPはいきなり2000を超えていた。3人になると魔獣討伐はさらに楽になる。すぐに全員の武器防具を揃え、トレモスも仲間にした。トレモスは最初から最大レベルだった。すぐ死なないように剣と盾を装備させ、砂漠で装備一式を入手。幸い誰一人死なずに済んだ。

アーガスとメディアのレベル上げ兼牙稼ぎを行い、牙300本と交換にメディア用の剣を入手した。これで全員の装備が整い、また最大レベルになった。ただパーティの状態は完全ではない。攻撃用のアイテムである聖なる木の実は一つも持っていない。あるのは裂地の杖、白の魔球、怒りの鏡のみである。さらに一人の武器は強化されていないし、全員の武器が壊れないようにはなっていない。ただ1周目はかなり余裕を持ってテラリンを倒したから、今の状態でも十分倒せる筈である。

その考えは間違いだった。こうもりの仮面がない中、地図を頼りにテラリンのところまで辿り着いたはいいが、ダメージを全く与えられない事が何度もあり、全滅してしまった。武器を一人鍛えていないだけでこうも違うのか?前回はここまで強くなかった。白の魔球か怒りの鏡が少なかったか?偶然音を録音していたので確かめてみると、白の魔球を2回しか使っていなかった。白の魔球は一発で600ダメージも与える。一回の違いはかなり大きい。とはいえテラリンの残りHPは600よりももっと多かったはずで、新品の白の魔球を手に入れただけでは勝てない可能性が高い。やはり聖なる木の実も何個か必要か。焦って乗り込むのではなかった。

未だに新しいモンスターと遭遇するので驚く。全員通常攻撃しかしてこないのだから、種類が豊富でもあまり意味を感じない。