覇邪の封印 18日目

+2時間

地下三階

一階ほどではないが、ここもまた複雑な形をしていた。絵なんだから当然だ。120本のキバを落とす敵が出現。今更意味はない。2週目なら多少意味はあるかも知れない。もっとも魔獣を倒せるレベルにならないと来られないし、魔獣を倒せるレベルならミチナキミチでキバを簡単に稼げるのである。やはりやり込む時以外には何の意味もなさそうだ。その敵の強さはラシフィトやエマーゲフィルの足元にも及ばない。

マッピング

1時間30分ほどで終了。だがゲーム画面とマッピング画面を混ぜるのにとてつもなく時間がかかった。あまり慣れない事はするものではなさそうだ。音の合成はできなかった。合成させると画面の縦横比が変わってしまう。

おわかりいただけるだろうか。悪魔のねーちゃんらしき絵が浮かび上がっている。その上階段か何かがある場所は、まさにあのの位置である。当時これをプレイした子供がいたとしたら、心ならずも自分が裸体の悪魔を描いた事にショックを覚えたのではないだろうか。

あのアレを踏んでみると魔獣テラリンが出現。絵の通りだった。噂通りとんでもなく強い。HPが9999。全員のHPを足してもそれには及ばない。ただ魔術品を全て使えば問題なく勝てるだろう。そう踏んでいたのだが、アーガス以外の全員を死ぬまで攻撃させた上で魔術品を全て使っても、まだテラリンのHPはかなり残っている。

アーガスは復活の石で一度蘇る事ができるが、一度死ぬまで攻撃しても大してHPが減らない。結局アーガスが死んだ時点で、テラリンのHPは2900も残っていた。レベルが最大で装備も全て揃っているのだから、あとは魔術品に頼るしかない。白の魔球と聖なる木の実はまだ何個か持てるが、全部持ったところであと2900も減らせる気がしない。あとは「いかりのかがみ」だが、入手方法がわからない。

いかりのかがみ

せいきしを殺して聖なる木の実を集める途中、しろのどうしが出現。一度殺してみようとしたが、攻撃しようとすると全員大ダメージを受けた上アルカスに飛ばされる。絶対に倒せないらしい。テゲア周辺に戻る途中に現れた「うんむたく」を殺すと、いかりのかがみを落とした。こいつが持っていたのか。

試しに魔獣に使ってみると、600ダメージも与えた。これを持っていたら、魔獣戦の前にしばらくレベルを上げる必要などなかったということだ。2週目はどこまでプレイ時間が短縮されるのだろう。ドラクエなら1週目40時間くらいで、2週目やや急ぎ足で20時間といったところか。覇邪はそれどころじゃないだろう。一度試してみたい。

終戦

マップが複雑且つエンカウント率が高すぎて、居場所を何度か見失う。こうもりのかめんがあってもこのザマなのだから、なかったらテラリンの場所に行くだけでも1時間はかかりそうだ。

所詮シンプルなバトルシステムである。「いかりのかがみ」のおかげで全く苦戦することなく勝った。3人死んでいるから苦戦しているといえば苦戦しているかも知れないが、そんな印象はない。

アーガスが封印を手にして戦乱のアルカスに帰ると、希望に燃えた故郷の民の手で魔獣の軍勢が打ち破られたらしい。アルカスが戦乱の最中にあった事も知らないし、「封印を手にし」の意味もわからない。

戦乱の最中という印象は全くなかった。ドラクエのように街の外にモンスターがいて困っている、という程度の話かと思った。人間の軍隊と魔獣の軍隊が戦っていたのか。テラリンを倒しても魔獣がいなくならず、民衆が軍勢を追い払うというのもドラクエやFFに慣れた身には新鮮だ。

スタッフロールも何もなく、タイトルが表示されてゲーム終了。なんだか最後が味気ない。

人には全くオススメできるゲームではないが、自分は堪能できた。一つ言えるのは、攻略サイトを見ると1/100の面白さも味わえないということだ。説明書も何もない状態で進めるのがベストである。

プレイ時間は約37時間。マッピングだけで10時間はかかっているだろう。進め方を把握した今ならどれくらいかかるのか。スムーズに進むかどうかも含め検証してみたい。

既に確かめた事だが、ワープのための呪文は石像を調べなくても構わない。つまり敵から逃げ切る事さえできれば、いきなりウツツノミチやミチナキミチへ行く事も可能なのである。とりあえず海流に乗って船をタダで貰えるかどうか確かめてみたい。