零 −刺青の聲− 34日目

+2時間30分

残り49体

次の浮遊霊は二ノ刻に出現する。が、眠りの家に行ってみると三ノ刻が始まった。吉乃氏関連は全部一ノ刻で終わるかと思ったら、知らぬ間に二ノ刻を終えてしまっていたらしい。一旦最後まで進めてからもう一度やり直すという手もあるが、一種残して全部終わっているのにまた最初から、というのも精神的負担が大きい。最初からやり直す事にした。
20分ほど経って二ノ刻に到達。井戸で浮遊霊を撮影。フィラメントには何の反応もなく、井戸に向かってカメラを構えると突然井戸から霊が出てきた。予備知識がなければ驚いていただろう。しかし予備知識もなく井戸を撮影しようとはしない。
三ノ刻には4体。「床下へ引き込む手」は部屋に入った瞬間にカメラを構えれば問題なく撮影できた。「背後に立つ少女」は文字通り背後に現れるので、なかなか撮影に成功しない。後ろに振り向いている間に消えてしまうからだ。
何度やっても撮影できないので、カメラを構えてから後ろを振り向いてみる事にした。カメラを構えると、こちらが操作することなく勝手に霊の方向に向いたため、あっさり撮影に成功した。怨霊がいる方向に自動的に向く機能はあったが、浮遊霊に対しても有効だとは思わなかった。今まで苦労した霊もただカメラを構えるだけで良かった事があったのかも知れない。
御簾のある座敷で「倒れてくる女」を撮影。これも井戸同様、カメラを構えていると霊が現れるというタイプだが、やはり押入の中などわざわざカメラで見たりはしない。普通は何か起こるのを期待して色んなところをカメラで覗くべきなのだろうが、何が起こるのかわからないまま見たらびっくりするではないか。だからやだ。

残り44体

四ノ刻には2体。特に問題なく撮影できた。

残り42体

五ノ刻は6体。最初は衝立に現れる霊で、進行上必ず出現する霊であるにも拘わらず、これまで5,6回のプレイで悉く撮影に失敗している。画面上に霊が現れた時点でカメラを構えても、登場人物からは霊が見えない。見える位置までは遠く、移動してカメラを構える間に霊が消えてしまう。カメラの角度も調整しなければならず、撮影は難航を極めた。
20分ほど繰り返してやっと撮影に成功した。霊が出たら衝立の方向にダッシュしてカメラを構えて撮影するというだけの話なのだが、ダッシュの角度と方向、カメラを構えるタイミングと角度、シャッターのタイミング全てにミスが許されない。もう少し出現時間が長くても良かろうに。
「御簾に立つ男」も厄介だった。姿自体は見えるが、御簾の隙間から撮影しないと成功とはみなされない。これも何度も繰り返した。出現時間自体は長めだが、隙間から霊を捉えるのが難しい。おまけにセーブポイントから遠いので、こちらも数十分かかった。
他の4体は特に難しいものではなかったが、2体だけでこれほど時間がかかるとは思わなかった。あまり楽しい作業ではないので早く終わりたい。残り36体の内、半数は消える事のない地縛霊で、浮遊霊の中で2000点のものは3体。明日以降は今日よりは早く進むはずだ。