真・女神転生II 27日目

+3時間40分(合計45時間32分)
42時間を超えて既にRPGとしても長すぎる域に到達している。初めての3Dで初めてのシリーズだから無理もないが、もたついたせいか難易度が序盤よりも低くなっているのが少し気に掛かる。終盤になるほど難易度が下がるのは、何も女神転生に限ったことではないが。

ここまで来て

ルシファーの城に辿り着いたが、「カオスでなきゃ入れてやんねー」と言われた。恐ろしい外道である。これまでの旅路は何だったのか。そうか、天女の羽衣を奪い取って空から侵入するわけだ。ちがった。
そもそも魔界へ来ているのは「セトの様子を見に行ってくれ」と言われたからだ、ということを30分以上ウロウロしてから思い出した。ルシファーの城が目的ではなかったようだ。センターに引き返すとイベントが発生。アトラスとセトが合体してサタンになった。何だそら。なんでデフォルト名を入力しなかったキャラクターがこんな重要な役割なのか。

ルシファーの城

サタンはレベル99でHPが999という理不尽なステータスだった。これを最後まで連れて歩けるのならバランスブレイカーにも程がある。サタンがいる状態で城門へ行くと、問答無用で門を破壊。
いよいよラストダンジョン(仮)である。BGMは今まで通り。敵は強そうなのが出るものの、エストマで出なくなる。始めて来たラストダンジョンなのに敵のレベルがこちらより低いというのはどうだ。そんなにレベルを上げすぎたつもりもないというか、ボスを倒してたら勝手に上がった。
ラストだけあって広さが尋常ではなかった。敵が出ないにも関わらず、探索に要した時間は2時間。無意味なフロアが多く、また落とし穴に落ちなければ進めない場所があったせいで、地図を埋めるのに苦労した。地図を埋めることに拘らなければ、1時間もかからず最上階に到達していただろうが、何分今回はセーブしないつもりなので、地図は完成させておく必要があった。

ここでセーブするとサタンが仲間になった状態で固定されてしまう。もしかしたらルシファーを仲間にする道もあるかも知れない。前所有者のデータで仲間にしているのがサタンだった以上、カオスルートを見たいのであれば自力で何とかするしかない。

ルシファー

うんざりする探索を終え、ルシファーとの戦闘。一時主人公を勧誘する雰囲気だったが、もはやそんな雰囲気もなかった。どうにかして属性をカオスに変えなければルシファーが仲間になることはないのだろう。今更変えることはできないのかも知れない。そもそも何故自分がロウになったのかもわからない。
この城には他にベルゼブブもいたが、ベルゼブブもルシファーも物足りない敵だった。何をどう頑張れば召喚7回以上になるのだろう。初見プレイヤーに対するハッタリが足りない。偶然あり得ないほど強力なパーティになっていたのか?タルカジャとメディアラハンさえあれば他は何もいらないという気がしてならない。あとサマリカームか。

ルシファーを倒した後、九頭竜が目覚める。しかし戦闘にはならず、本物の主と対面することになった。突然サタンが反旗を翻し、主と戦うことになった。何故なのかよくわからない。最終ボスはサタンか主かだと思ったが、主一択か?
主は偽物同様全く攻撃が当たらない。主人公とサタンがかろうじてたまに命中する程度で、他の仲間はカスリもしない。魔法も跳ね返されるので、最終バトルでありながら、6人中4人はほぼ何もせず観戦という有様だった。
しかも厄介なのは、4人が何もしなくとも全然苦戦しないことだ。これは負けるんじゃないか、と焦る事も一切ない。たまに即死攻撃をしてくることがあったものの、次のターンで簡単に蘇生できた。2人以上の死者が出ることはなく、毎ターン回復する必要もない。時間はかかったが、緊迫感は最初のボスのフロストキング以下だった。
最終バトルまでこんな調子だとは思わなかった。一体何が原因なのだろう。サタンが強すぎるからか?いや、仮にサタンがいなければ、倒すのにかかる時間が数倍になっただけで、苦戦はしなかっただろう。今までプレイしてきたRPGの中で一番弱いラスボスだったかも知れない。さすがに予想外だった。

エンディング

地球は浄化され、神も死に、サタンも土に還り、何がなんだかよくわからないままゲームが終わった。バッドエンディングか?九頭竜やモロクを完全無視してのクリアなので、なんだかモヤモヤする。九頭竜もモロクもイレースだかなんだかで全部吹っ飛ばしたということだろうか。

解禁

一回クリアしてしまえばもう遠慮することはない。ということで攻略サイトの閲覧を解禁した。親切にシナリオまで書いてあったので、もうここで他のルートのシナリオを読むことにした。
ニュートラルルートではスティーヴンが出るわ九頭竜もモロクの説明もされるわで楽しそうだった。神に選ばれず、エデンや方舟に乗り込んで神の手先を倒していくのも楽しそうだった。ロウルートが実は一番シナリオとしては面白くないんじゃないか。犠牲者の数もシャレにならないくらい多い。
調べてみたところ、既にロウルートが確定していたようだ。ニュートラル寄りかカオスだった場合は、ザイン(アトラス)に「力を貸して欲しい」と言われた時に選択肢が出るようだが、そんな選択肢などは出なかった。ロウに偏りすぎていて、聞くまでもなくザインは味方だと判断した、ということらしい。ロウに偏りすぎた原因は、センターの壁からの質問に、センターの喜びそうな答えばかりを選んだ事だろう。
つまりルートはどう頑張ろうともう変わらない。だったらセーブしておけば良かった。ルシファーの城にはアイテムが一つも落ちていなかったし、別に構わないといえば構わないのだが。エンディングが変わらないのであれば、ルシファーの城をもう一度やり直す意味もない。

おわった

45時間は時間がかかりすぎだと思うが、ダンジョンマップを埋める作業がかなりの時間を占めていると思われる。それに拘らなければ5,6時間は違っていただろう。前所有者のセーブを少し見てみると、ルシファーの城はほとんど埋まっていなかった。
最初こそ慢性的な戦力不足に苦しんだが、軌道に乗り始めてからは苦戦することがなくなった。楽になり始めたのはサルタヒコを倒した辺りからだろうか。タルカジャを使えるクーフー・リンが仲間になってからさらに簡単になった。まさかその簡単さが最後まで続くとは思わず、全滅どころか苦戦さえもしないのは拍子抜けだった。
バグゲーとして有名だということで不安だったが、致命的なバグは序盤での怪鳥即死攻撃と会話中のフリーズくらいで、それ以外はさほど問題と言えるようなものはなかった。カーソルがあらぬ場所に飛んだりMPが999になったりしたものの、その程度ならプレイに支障はない。
あとは金剛神界とやらで少し遊んで終わりにする。

ちえが足りません、うんが足りません、属性が違います

金剛神界に行ったはいいが、上記のメッセージが出て門前払いばかりされる。プレイヤーまでダメージを受ける呪いの言葉だ。やめてくれ。さらに別のダンジョンもあるようなので、一応そこへ行けるまでレベルを上げるか。