+5時間(合計175時間12分)
退
屈と断ずるに些かの躊躇も持たぬ!
どれだけクリアしようと同じ種類のダンジョンしか出てこない。見飽きたモンスター、うんざりのミミック、通路をふさぐモンスター、見つからない階段、決まらない就職、引かない背中の痛み、黄ばんだ便器…。斯様に退屈なものだとは思いもしなかった。なあ、これ面白い?何度聞いても誰も答えてくれないから自分で答えるよ。「面 白 く な い 」。
もうやってらんねえ。ネタバレも何もあるか。仕様を確認する。
まさゆきの地図だぁ?知らねーな。知りたくもねー。堀井氏も言っていたことだが、このゲームは孤独な人間がやるものではないらしい。すれ違い通信とマルチプレイが前提で、クリア以降はあくまでも他人と進めていく感覚なのだろう。そんなもの知ったことではない。生まれてこの方孤独だった人間に何という残酷な仕打ちだろう。唯一の友達がゲームだったというに、ソーシャルだのネットだので、その居場所さえも奪われつつある。ゲームが友達なのであって、ゲームをする人間が友達ではないのだ。子供時代を通してゲームの話を人としたこともない。
これ以上続けても無益。ストーリー関連のクエストをさっさと終わらせることにする。
クエスト
宝の地図にいると思っていたフォロボシータはクエストでの登場となった。朧気な知識ではフォロボシータはフォロボスよりも強いと思っていたのだが、実際は逆で、フォロボシータは絶望的な弱さだった。エルギオスよりも弱い。何なんだコイツ。魔兄弟だかを倒したんじゃないのか?あん?確認すると倒したのは3人だけだった。使えねー。
涙がぽろぽろこぼれるくらいのクソ弱いゴミ虫を倒してクエスト終了。ただのネイルアーティストだと思っていたサンディは、ガナンの悪妻の生まれ変わりだっただったとか、そうでないとか、堀井氏お得意のぼかし作戦ではぐらかされたので煮え切らない。しかしサンディの正体がガナン関係者というのは興味深い事実で、本編に組み込んでいればもっと面白くなっていたはずだ。
DQ9最大の欠点は、クエストや通信を重視しすぎてストーリーが疎かになっていることだ。最後の敵をフォロボスにしておいて、エルギオスをバラモス的存在に、且つグランゼニスやガナン帝国の話をうまい具合に調理していれば、従来のドラクエ並に楽しめていたはずだ。数百時間の薄い感動よりも、50時間の濃い感動が欲しかった。結論を言うと、このゲームはクエストと宝の地図がなければ良かった。
最後のクエスト
最後のストーリークエストを受ける。宝の地図を散々プレイした今となっては、レパルドを倒してくれという依頼は拍子抜けするものだったが、楽なのに越したことはない。
作中の重要人物で死んだのは敵を除くとグレイナルとイザヤールくらいだと思うが、このクエストでイザヤールが蘇った。結局全員生き返るのかよ。生き返った時点で予想できたことだが、イザヤールも仲間になった。酒場の女どもよりは強いものの、使い物にはならない。仲間になるということに如何ほどの意味があるのだろう。酒場の天使がハゲの妹でしたと言われても、何の伏線もなかった気がするので「ああ、そうですか」としか思えない。
これでストーリーが終わりか……そうか……。何だこの煮え切らない感じ。味うすーい。
さ
宝の地図は転生を繰り返さないと高レベルが出にくいらしい。転生とはレベル99を1にすること。バカじゃねーの。一回やっちまったら取り返しがつかなくなるだろうが。メイン職業を一つ決めておき、残りはスキルポイントを溜めるために転生を繰り返せということか?ばっかじぇねーの。どこまで作業させたら君らき、気が済むんや。
最後の意味不明なクエストを攻略サイト見ながら解いた後は、全ての魔王ととりあえず戦う。その後の身の処し方はゆっくり考えたい。