ときめきメモリアル2Substories 〜Memories Ringing On〜 1日目

+120分
サブストーリーズ最終作。というよりときメモ2シリーズのゲームとしても実質最終作といっていい作品。後はパズルゲームやミュージッククリップ集などストーリー性の薄いものばかり。なんだかんだで8年くらいプレイしたゲームシリーズの最終作だから、じっくりプレイしていきたい。ただどうもシリアスっぽいようだ。ときメモにそういうのは求めていない。ときメモはどうでもいいストーリーが延々と続くのが良いんじゃないか。その点ときメモ3はダメだった。(ここから酷いネタバレになります)ペットが死亡、恋人が事故死、事故の後遺症に苦しんでいる、親しく付き合っていたババァが死ぬ、父親が重い病にかかっている。そういうキャラばかりで、重い設定にすればそれでいいみたいな空気が感じられた。自分はそういうのは好みではない。ときメモはあくまでJKと3年間遊ぶゲームだ。他の誰がどうであろうと、自分はそういう認識である。
ときメモ2のシリアスは3のようなシリアスではないだろうとは思う。一番重い過去を持つ八重にしたって、前の高校で揉めて退学したというだけ。寿の不運だって生死には関わらない。だからこの3作目が如何にシリアスといえど、恋愛で揉めるだけだろう。それならまあ良いんだが、登場人物が笑顔じゃない割合が多いのは勘弁して貰いたい。
メッセージウィンドウの枠が今までとちょっと違うな。おじさんA型だからそういう微妙な違いが気になってしょうがないんだけど。あ、血液型占いは大嫌いです。名前の入力も今までと違うからややこしい。さらに今までなら最後に「これでいい?」と確認してきたのに、今回はなし。なんで最終作で不親切になるのだ?シナリオ以前にシステムが不安になってきたぜ。
物語は本編の1年後、喫茶店で誰かを待つ主人公が1年前のことを振り返るところから始まる。ルート次第で、待ち合わせてる相手が変わるんだろう。最初の選択肢の中に『光と純が校庭で抱き合ってた』なんてものがあった。それ何てビッチ?とりあえず3つの中ではこの選択肢が一番面白そうだったので、これを選んでみた。
開始早々水無月にビンタされる。この人パッケージ裏で麻生もビンタしてたよ。何人ビンタしてんの?サブストーリーズ1と2は日付があったが、今回は主人公が1年前を回想するという設定のためか、日付がない。どの程度ストーリーが進んでいるのかわかりにくい。回想であろうと日付は出してくれても良いだろう。

抱き合ってた編はこういうストーリー展開だった。

  • 光と純が抱き合っている(ように見える)ところを主人公と水無月が目撃
  • 主人公が水無月と下校中、「なんでショック受けてんの?純が好きだから?」と水無月に言ったところ、ビンタされる
  • 純が何故か主人公に対して異常に怒っている
  • 主人公が光、水無月と3人で遊びに行こうと口走ってしまうが、光は純も誘うと言いだした。

シリアスではあるが、どう考えても全員が何かを誤解しているだけだからなぁ。誤解ですれ違っても誤解解けたら終わりじゃないっすか。「わたしのアンネット」のルシエンとアンネットなんて、ルシエンがアンネットの弟を谷底に落としてしまったり、ルシエンが弟との仲直りのために作った彫刻をアンネットがぶち壊したり、それはもう誤解どうこうじゃないレベルの修羅場が展開されていた。これはそういう修羅場ではないよね。

主人公はおろか、プレーヤーも何故恨まれているのかが全くわからない事にストレスを感じる。いつそのストレスが解消されるのか。謂われのないことで恨まれるというのは気分が悪い。しかもまたシナリオが酷く、誤解を解こうとしている時に必ず妨害が入るようになっている。まあしょうがないんだけどさ。誤解が解けたら話が終わってしまう。恋愛ドラマはもつれなきゃ意味がない。

4人で遊びに行くことになったものの、待ち合わせ場所を決めていなかったことに気付く主人公。ここで誰に電話を掛けるか決めることができる。水無月は主人公と同じで何も事情を知らないようなので、水無月に電話してみよう。その方がもっと場が混乱するだろう。今回は水無月ルートのクリアを目指すか。

気まずい中、ボウリングのミニゲーム。ルールが全くわからない。ガーターしか出ない。ピンを避けるようにボールが転がるのだが。説明書の説明も意味不明すぎる。操作が直感的でない時点で駄作だな。3にもボーリングがあったが、ここまで酷くなかったぞ。シナリオとゲームのスコアは関係はなさそうだから、気を取り直して続けるか。主人公が勉強中にコーヒーを買いに行った時に水無月登場。これはもう完全に水無月ルートだな。

入試当日に神社で麻生と会う。主役の一人の筈なのに登場が遅いな。ここで誰と同じ大学を受験するかを決めることができた。水無月と同じか、水無月、光と同じか、光と同じか。水無月ルートを目指している以上は当然水無月と同じ大学だろう。

受験の翌日、光が落とした指輪を主人公が見つけるというイベントがあった。指輪を光に渡した時、光は指輪をなくしたことは水無月にしか言ってないと言ってきた。ということは光は純と大事なことを相談するほどの仲ではなく、純が光を一方的に好いているだけということか。純一郎君は相変わらず不憫な役回りだな…。完全にピエロ。わかりやすく絵にしてみた。

あれ、なんかもっと不憫な人がいるな。