タイプウェル(終)

漢字。相変わらず漢字を読めずに躓くという、イライラが募る中断を繰り返す。「読めるわけないやろがボケ」と大阪のチンピラのような口調で独り言を言いながらも、負けずにプレイ。徐々に打てるはずの単語ですらミス連発。もはや今日中に記録更新し、あのタイピング界の生ける伝説(仮)の記録を超えることはできないのか。

そんな絶望的状況の中、全く躓かずに中盤まで乗り切る。いつもならどこかで躓いているのだが、かなりのスピードを保ったまま打ち続けている。恐らくワード運に恵まれたのだろう。「このまま乗り切れば絶対に大幅な更新ができる」と確信したが、同時に今までプレッシャーに負けてボロボロになるという苦い経験も思い出した。

もうイヤだ。練習回数4000回までにピシッと終わらせたい。そんな執念がプレッシャーをはね除け、最後の行でさらに加速。結果8行のうちで最も速いタイムをはじき出した。確かな手応え。当然画面には「新記録樹立」の文字である。記録は27.356秒。0.4秒以上の更新となった。当然目標である伝説を抜くことができた。

後は消化試合。適当に5,6回打ち、漢字モードも1000回。これでタイプウェル国語Rの総練習回数は4000回となった。現状のランキングではベスト10にすら入っていないが、もう上を目指す気はない。これで快く引退しようと思う。引退とか、何を大げさに言っているのだという気はするが。ともかくありがとうタイプウェル国語R。そしてさようなら。


最後にタイプウェルの練習実績をまとめて掲載する。