ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 11日目

+1時間(8時間50分)
浅いダンジョンをクリアする。浅いのに途中に回復ポイントがある。回復ポイントがあるのにボスはいない。強制エンカウントの敵はいるものの、ボスというより少し先に出て来る雑魚モンスターという感じだった。歯ごたえがなさ過ぎやせんか?未だにナジミの塔を越える難しさのダンジョンが出て来ていない。だったら縛りプレイでもやってろって言われるのか知らないが、何の工夫もせずAI丸投げで進めても苦戦しないのは、プレイヤーの問題ではない。
町でホメロスというボスと戦う。やはりAI丸投げで終わった。AIが優秀過ぎるというのか?案外自力で戦うと苦戦する可能性はある。AIは敵の残りHPを知っている。だから通常なら仲間を回復する状況でも、敵をさっさと倒して戦闘を終わらせる事がある。DQ7もそうだった。中盤以降にメラを使って無駄なくボスを倒すという、敵のHPを知らない人間には不可能な神業を見せる事があった。そこは嘘でも良いから大技で倒して欲しい。
船を入手する。行ける場所が極端に増えるわけではない。5くらいから内海と外海の概念が導入され、最初は内海しか探索できない。行き先もすぐに教えてくれる。何かと親切過ぎる。神輿やないねんから。ワッショイワッショイされてる。
指示には従わず、カジノがある町に辿り着く。シルビアはここの出身らしい。本名はゴリアテのようだ。シルビアが女性名なのは間違いなく、本人が好きで名乗っている偽名という事か。ゴリアテがいかつい名前だというのは、ゴリラから連想しているではなかろうか。ゴリアテ自体巨人の名前らしいから元々いかついイメージではあるのだが、ゴリラの存在によってさらに補強されているように思う。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 10日目

+1時間(7時間50分)
船を手に入れるために洞窟を攻略する事になる。船は旅芸人のシルビアが所有している。港へ入るには町長の許可が必要だが、町長は面会すらしようとしない。港に入れないのは町でイベントが行われるからで、イベントは待っていれば終わるはずである。洞窟を攻略するのは、喋れなくなった町長の息子を治せるさえずりの蜜があるからだ。町長が面会しようとしないのは息子の事情とは全く関係なく、主人公がお尋ね者である事と関係していると思われる。……どうもちぐはぐなストーリーだ。
9の冒険の書を手に入れる。2の次は3かと思えば、いきなり9に飛んだ。9は別に懐かしゲームではない。しかしやはり9もドット絵の世界だった。BGMまでファミコン調になっている。300時間以上プレイしたはずだが、全く記憶にない。イザヤールやラファエルがどういうキャラクターだったのか一ミリも覚えていない。世界観も何も記憶にない。脳を素通りしたか、記憶していた場所の床が抜けて全部どこかに消えた。そしてクエストの内容は全く要領を得ないものだった。狭い世界の中に二人しかキャラクターがいない。ここで解決する事はできないのだろう。戦闘音楽がどうなっているのか気になるが、まだ聞けないようだ。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 9日目

+1時間(6時間50分)
サマディー王国をクリアする。2Dモードでは見ないローディング画面が表示される。王子の肩代わりで競馬に出場するというタイミングだから、競馬のミニゲームは3Dモード限定なのだろうと察しがついた。ドラクエにこの手のミニゲームは珍しいし、求めていない。ファイナルファンタジーの方に任せておけばいい。2位で終わりやり直しかと思えば、2位でもストーリーが進んだ。
王子を助けるために砂漠の魔物を討伐する。ここで初めてボス戦のBGMが流れた。AI丸投げで勝った。初めてのボスの割にはダンジョン攻略がない。満を持してという感じではない。そして気になるのはボスのデザインである。ただの怪物であり、ドラゴンクエストらしい愛らしさがない。6くらいからそういうデザインが増えた。
王国のイベントが終わると、旅芸人のシルビアが仲間になる。シルビアは女の名前だと思っていた。実際女の名前のようだ。5人目も随分あっさりと仲間になるものだ。ドラクエは元々こんな感じだったのだろうか。唐突で脈絡がない。大昔のRPGをプレイしているような感覚になる。2Dモードだからというわけではないだろう。3Dにすると余計違和感が強くなりそうだ。命懸けの旅の仲間に入るにしては簡単すぎる。
この古臭さは、ある程度は意図して作られたものなのだろう。しかしその割には、ストーリーの進行順はガッチガチに固定されている。各エリアは関所で区切られ、そのエリアのイベントをクリアしないと関所を越えられない。関所を越えるには王の許可が必要で、王の許可を得るには現地の問題を解決しなければならないからだ。公私混同だ。もし現代日本を舞台にしたRPGを作った場合、東京から出ようとしても都知事に「豊洲の地下に魔物が住み着いて地下水が汚染されている。魔物を退治してくれれば他県への通行許可証を与えよう」と言われるようなものである。

シルビアはオカマである。オカマで昔はきっと真面目な性格であり、何らかの事件があって態度を変えたのだろう。自分を隠すための偽装オカマという事である。回想シーンでもオカマだったら評価する。オカマである事に対しては誰も言及しない。性的少数派への配慮が関係しているような気がしてならない。オカマは出すけれども、オカマに対するリアクションは反発が怖いからやらないのではないか。オカマに対して「男のくせに女みたいな喋り方をする奴だ」「あいつ気持ち悪いから苦手なんだよな」という感想を抱かせると、差別と言われる危険がある。ブルー将軍に対するブルマやクリリンの反応は、もう描けないかも知れない。一方オカマの方は「あんた男のくせにだらしないわね!」「あんたみたいな女、結婚できるわけがないわ」といった事を言っても許されるような気がする。それはフェアなのか?
ストーリーを理解しないまま推測すると、シルビアは滅んだ王国の騎士隊長か何かで、王国の滅亡を防げなかったという過去があるのではなかろうか。邪神がどうのという話をあっさり信用したのではなく、元々知っていたわけだ。ところで魔物側は魔王と言い、人間側は邪神と呼んでいる事に意味はあるのだろうか。魔王の上に邪神がいるのか、単に呼び方の違いなのか。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 8日目

+50分(5時間50分)
サマディー王国に着く。クエストを受注してはそれを攻略し、なんとか族に冒険の書の合言葉を聞いてはヨッチ村だかに戻る。全然ストーリーが進まない。DQ9はもっと酷いクエストの嵐だったと思われる。まだマシな方なのだろう。
冒険の書ではムーンブルグ王女という過去の主人公が登場した。歴代の勇者はプレイヤーそのもののはずである。勇者そのものが出て来る事はないのだろうか。あまり出てきて欲しくはない。今回は戦闘はなく、依頼はすぐ解決できるものだった。依頼は解決しても、事態は2の本編でローレシアの王子が来る前の状態に戻っている。本編とはっきり矛盾するような事は起こさない方針だろうか。冒険の書である以上はそれが望ましい。レブレサックじゃあるまいし、歴史を改変してはならない。
全然関係ない件でラヴォスの画像で検索していたら、11の最終ボスとかいう画像が出て来た。死ね。意味がわからん。死ね。6主人公の如く「わすれる」を使えというのか?無理だ。たとえばFF14の最終ボスを10分見つめても翌日には多分忘れているが、このゲームはそういうわけにはいかない。既にプレイ中だ。一目見た瞬間しっかりとおつむに保存され、ファイルは削除不可能になる。未プレイ時なら記憶の消去もできたかも知れない。もう無理だ。呪われよネタバレ厨。よくも発売から1年かもっと経ってるゲームのラスボス画像を載せてくれたな。明日以降、多めにニュートリノを浴びろ。

転生モンスターを倒すというクエストが発生する。転生というとよくわからなくなるが、要するに出現頻度の低いモンスターの事である。しばらくフィールドで戦闘を続けると出現。強さについては全く考えていなかった。サボテンボールの転生したサボテンゴールドは、いきなり死のダンスを使い4人中2人をSATSUGAIした。更にもう一人もあっさり殺され、パーティは残り一人となる。ぬるいゲームだと思っていたら突然この展開である。100%全滅だと思いながらも、回復せず攻撃を続ける。死のダンスを何度も回避し、残り1ケタのHPで何ターンも踏みとどまった結果、奇跡的に倒せた。
ベロニカの肩書は「セーニャの姉」で、セーニャの肩書は「ベロニカの妹」。何の説明にもなっていない。カナじゃない方がマナで、マナじゃない方がカナだと言っているようなものだ。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 7日目

+40分(5時間)
目的の洞窟(名称不明)に入る。ここも短い。拍子抜けする位短い。何故今作はダンジョンがあっさりなのか?3Dでは別物なのか?ダンジョンはもっと辛いものだったはずだ。今回のボスも通常の戦闘BGMだった。多分そのはずだ。変わっていて気付いていないのだとしたら深刻だ。カンダタを思い出すような、親分と子分3体という構成だった。AI丸投げで戦うと、ターゲットをコロコロ変えるというとんでもなく下手くそな戦い方をしていた。弱い敵から確実に数を減らすのが基本である。バックコスモスサミット16世もその戦法だった。
今回はベロニカの妹もサポートに入った。さすがにおじさんになってくると、幼女の妹は逆に大きいのだろうなと察しがついた。実際そうだった。そして魔力と年齢を吸われて若くなってしまったベロニカは、魔力を取り戻しても若いままだという事もわかっていた。そりゃお前が事前に情報を見ていたからだろうというのは的外れだ。確かに見た事はあるだろうが、深く心に留めていない。だから妹が仲間になる事は意外だった。根拠もなく、妹は戦闘メンバーにはならないと勝手に思っていた。
これで仲間が4人になった。淡々と揃った印象が強い。行き掛かり上一緒になりました。妹を一緒に探してあげたらそのまま仲間になりました。そんなのばかりだ。昔のゲーム以上にあっさりしている。2なんてロトの子孫同士で、仲間になる事が既定路線であるにもかかわらず、苦労して仲間にしたはずだ。ダンジョンもあっさりしているし、仲間になる過程もあっさりしている。そして仲間との会話もあらすじ紹介のようなもので、これまでのような掛け合いがなくなっている。ボイスドラマや台本と、キャラクターを売りにするような特典があるから、これまで以上にキャラの掛け合いが多いと思っていた。3Dモードでは違うのだろうか。今のところ味気ない。

関所の前で唐突にわけのわからぬ生物が現れ、時の流れが全く違うという世界に連れられる。本編とは関係のないやり込み要素らしい。冒険の書の中の世界に入れるようだ。最初に入ったのは1のガライの町だった。BGMはファミコン版でマップは11のドット絵、モンスターはオリジナルと無関係。やや半端な気もするが、BGMだけでなく戦闘終了時の音もファミコン版にしているのは凝っている。ただドット絵からすると、スーパーファミコン版の方が合っている。
音源をオーケストラに変えても変化がない。3Dモードではどうなるのかと思ったが、この世界の教会には3Dモードに変えるという項目がない。この要素では強制2Dモードという事なのだろう。過去のドラクエの世界が3Dになっていると思ってテンションが上がった。さすがにそこまではしていないらしい。仮に過去の魔王が出て来るとしても、この世界ではドット絵のままという事か?さすがに魔王が出るなら3Dモードでも戦えるようになっているとは思う。他の作品では散々出ているのだから、ナンバリングで出さないとは思えない。
半端な形とはいえ、過去作品の世界に行けるのは面白い。気になるのは普通にプレイしていて、過去の世界に行ける合言葉が手に入るのかどうかだ。9のトラウマが残っている。頼むからそのソフトだけで完結して貰いたい。他のユーザーと通信しなければならないとか、期間限定のダウンロードをしなければならないとか、そういった事がないように願う。
念のため3Dモードでこの世界に行ってみる事にした。だが3Dモードに切り替えても、プレイできるのは旅の扉を使った直後からだった。これではホムラの里関連のイベントを、まるごとやり直さなければならない。仲間が増えたらそこが切り替えポイントになりそうなものだ。どこで切り替えポイントが作られるのかも、プレイ中にはわからない。毎回切り替えて作られたかどうか確かめるしかないのか、もっと手軽に知る方法があるのか。どうもこの辺りは不便だ。3DS版なら、もっと簡単な切り替えが可能だったのではないだろうか。久々にプレイすると2Dと3Dのあまりの違いに驚く。全く違った感覚でプレイする事になりそうだ。いつの事になるのか。クリアに40時間程度はかかるだろう。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 6日目

+40分
幼女が半分仲間になる。一緒に行動はするが正式なメンバーではなく、戦闘はサポートとしてしか参加しない。このゲームに関する情報は極力避けてきたが、それでも仲間になるキャラクターについてはだいたい把握してしまっている。この幼女は仲間になると思われる。仲間になるまでは紆余曲折経るにしても、行動を共にするまでがあっさりし過ぎている。カミュにしてもそうだ。歴代のドラクエはここまであっさり仲間が増えていただろうか。行きずりにも程がある。8は山賊はともかく、おっぱいとホストはそんなにすぐには仲間にならなかったはずだ。もう少しドラマが欲しい。
名前はベロニカ。カミュにしても、普通過ぎね?ジェシカなら普通だが、そこをあえてゼシカにするようなセンスがない。普通だ。ヴェロニカでないだけマシなのか。外務省がヴという文字を使わない事にしたという流れを考えると、ヴェロニカがベロニカになるのは独自のセンスという感じではない。
敵が徐々に強くなってきた。敵が強いというよりこちらが弱いというべきか。攻撃手段が増えない。通常攻撃のダメージが大きすぎるから、装備を更新した。更新しても痛い。それにしても恐ろしいくらい古き良き時代のRPGである。現段階の戦闘のシンプルさは、とても21世紀のものとは思えない。複雑化した今のゲームに慣れたプレイヤーが、このゲームに耐えられるのだろうか。テンションシステムがない事で、単調さに拍車がかかっている。そういったゲームを散々やってきた自分は何の苦も感じない。むしろ今改めてドット絵のドラクエの新作がプレイできる事に感動さえ覚えている。
ただ各種やり込み要素の数字が大きすぎる事に眩暈はしている。アイテムが700種類でモンスターが400種類以上か?9のように、進め方によっては永久にコンプリート出来ないという状況にならないか心配だ。そういうゲームはクソだ。強くてニューゲームなんかなくていいから、図鑑だけ引き継がせて欲しい。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 5日目

+35分
久々にテレビに接続してプレイした。2Dモードを大画面のテレビでプレイすると妙な感じだ。3Dモードでプレイしたくなるが、2周目に取っておく。エリアごとに出るモンスターのリストが表示できる事がわかり、今まで攻略した場所を巡り、モンスターリストを完成させた。城下町までは戻らず。この際とことんゆっくりプレイする。
なんたら神殿に入る。最初の本格的なダンジョンかと思えば、すぐ目的のオーブが見つかった。ボスも特に問題なく撃破する。最初から最善は尽くさない。最初は作戦丸投げで戦い、次は自分で適当に戦い、それでも勝てないなら真面目に戦う。どうやっても勝てなければスキルや装備を整え、レベルを上げる。今は種も使っていない。本来は種を使いながらの方が効率的だが、効率的なプレイをすると、いざ行き詰った時にレベル上げくらいしかする事がなくなる。短期間に強くなる手段を持った状態で進めたい。「切り札は先に見せるな。見せるならさらに奥の手を持て」と昔狐が言っていた。
MPが残り少なくても、主人公は構わずギラを連発する。少々アホなのか、作戦を変えないのが悪いのか。残りMP2ではリレミトは使えないだろうと思ったが、消費1という事も考えられた。確認するとリレミトの消費MPは0だった。懐古おじさんが物申しちゃうぞ。0はないわさすがに。全滅したってゲームオーバーになるわけじゃなし、そこまで過保護でどうする。過保護なら敵を強くしなければならないが、敵も強いわけではない。至れり尽くせりか?本編はとことんぬるく、クリア後にアホほど難しくするパターンか?そのやり方は間違っている。本編こそがメインであり、そこが面白くなければならない。不満なら縛りプレイでもやってろよと言うのか。私は縛る程のプレイヤーではない。ごくごく標準的なプレイヤーかっこ自称である。ヘルクラウダーにも苦戦するし絶好調時のムドーにも苦戦する。普通だ。「は?ヘルクラウドとか余裕じゃんどこが強いのw」とか言っちゃうオレゲームうまいしキッズではないのである。それとも今後どんどん難しくなるのだろうか。
ホムラの里のBGMはジパングの使い回しだった。ロトゼタシアという世界の名前からして、3と関連がないとは思えないが、3のその後の世界という事はあり得るのか。ロトと関連はあるが全くの別世界というのも変な話ではある。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 4日目

+30分
プレイから12日経過してまだ序盤中の序盤である。のめり込んで一気にクリアするという事はなかった。ロックマン11も完全に止まっている。いたずらデビルというモンスターと戦闘する。初めてのボスらしいボスだと思われたが、BGMは通常のものだった。絶妙な力加減で、強さを見せつけながらもよきところで倒れてくれた。昔のゲームにはそういった手加減がなかった。このゲームだと敵がギラをごくまれにしか使って来ないが、昔のゲームは連発して来たようなイメージがある。
故郷の人々は主人公の事を忘れていた。別人にすり替えたパターンかと思ったら、過去に戻っていたという事だった。このゲームのあらゆる展開が過去のDQに似ているのは、多分狙っているのだろう。過ぎ去りし時を求めているわけだ。BGMに使い回しがあるのは、作曲者の年齢を考えると仕方のない事もあるし、むしろ8くらいまでよくぞほとんど使い回しをせずにやってきたものだと思う。
現代の故郷はなんとか王国に滅ぼされていた。これで故郷の人々が二度と出て来ないとは思えないが、一度滅んだ村がなし崩し的に復活していたのはDQ4サントハイムくらいだろうか。5のサンタローズだかは滅んだままだったような記憶がある。あれだけ繰り返しプレイして忘れているのも酷い話だ。
主人公は滅んだ王国の王子だった。多分オープニングを記憶していたらとっくの昔にわかっていたと思うのだが、そんな事はすっかり忘れている。母親の手紙を読んだ後、新鮮な気持ちで「今回も王子かよ」と思った。漁師の子かと思った7の主人公も王女の息子という意味で王子だったはずだ。王子のバーゲンセールや。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 3日目

+50分
案の定城に行くと捕まった。勇者と言えば無条件に歓迎される時代は終わったらしい。7から主人公は勇者ではなくなった。世界を救ってさえ勇者とは呼ばれなかった。その流れがあって、いきなり元の勇者像に戻るはずもない。とはいえ勇者という概念すらない7や8と違って、正面から勇者という存在を取り扱っている以上は、最終的には人々から称えられる存在になりそうではある。つまり人々の掌返しがこの先待ち受けているわけだ。
カミュが仲間になる。ハッサン、キーファ、ヤンガスという流れを考えると、イケメン枠と桑原枠が交互に来ているのだろうか。桑原枠って何だろう。今回も錬金システムのようなものがあった。ただ素材を集めて新しい武器を作るという、一番シンプルな形に落ち着いている。DQは他のゲームのアイデアをそのまま取り入れる事をよしとせず、最初はオリジナリティを出そうとするが、結局何作後かには普通になっている。作成に時間のかかる8の錬金システムは、絶対にその後の作品では継承されないだろうと思っていた。9は即座にアイテムが出来上がっていたはずだ。今回は作り方によって装備の出来栄えが変動するという多少面倒な要素は入っているが、即座に完成するし、自分で素材を選択する必要もない。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 2日目

+45分
3Dモードに切り替えようと思ったが、このまま2Dモードでクリアまで進め、その後3Dモードでもう一度プレイする事にした。逆では興味が持続しない可能性が高いし、気まぐれで2Dと3Dを切り替えながらでは、やはり1周で飽きるだろう。2Dモードだけクリアして3Dはプレイしないという事は考えられない。新品で買った以上は、しゃぶりつくすまでプレイしないと勿体ない。ウィンドウを開くと、進め方のヒントではなく答えが表示される。鬱陶しいので非表示にする。これはもう親切という問題ではない。ラジコンになる。ラジカルコンサバティブ。
BGMはシンセサイザーに切り替えられる事がわかった。2Dモードは手抜きだろみたいな事を言って申し訳ない。モンスターが動かない、3Dの見た目前提のストーリーという点はともかく、これなら十分SFCの頃の感覚でプレイできる。
主人公のアザは勇者の生まれ変わりである事を示すもの。かつて魔物が世界中に現れた時、どこからともなく現れたのが勇者であり、主人公はその生まれ変わりなのだという。あえてなのだろう、超ド級のベッタベタ展開である。とはいえダイジェストを見る限り、勇者が従来の作品のように歓迎されるという事はなく、むしろ災いをもたらす存在として忌み嫌われる展開になると思われる。ダイの大冒険はそういう伝説など関係なく、力ある者は恐れられるという展開だった。世界中の人々が同じ伝承を信じているより説得力がある。
村から出て一人旅が始まった。2Dモードではダンジョンのエンカウント率が高い。3Dモードではもっと広いダンジョンが狭くなっているからだろう。今回テンションシステムはないようだ。時折強くなるゾーン状態になるという。新桃太郎伝説の絶好調システムを思い出す。絶好調状態を保ったままボス戦になる事はほとんどなかった。
世界地図は相変わらず、何とも言えないが、とにかくなんかこう、あれだった。海が少ない。ほとんどの大陸が地形で分断されていて、進める順番がしっかり決められている感じがする。ロマリアを無視してイシスに進むとか、船を手に入れて最初に上陸した大陸のモンスターがクソほど強いとか、そういうときめきが少なくなった。ここはやばいから後回しにしようという選択ができない。そもそも進めない。

ゴレ……城の名前が思い出せない。そこに着く。デルカドール?テルパドール?デルカダール?広すぎて迷うと言われても、2Dモードだと別にそうは感じない。全く別物なのだろう。先に2Dモードをプレイして良いのだろうか。見た目が別物でもストーリーはわかってしまう事になる。
装備品を買い替え何度か戦闘する。モンスターはそこそこ入れ替わっているが、今のところ全く苦戦していない。DQ3ならちょっと強い敵が出て来ると、途端に苦戦を強いられた。このゲームでは、スライムからフロッガーに変わろうと強くなった感じがしない。

ロックマン11 運命の歯車!! 4日目

+30分(2時間)
ラバーメンステージ。即死トラップはないが、ゴムの仕掛けだらけで、うまく進めずイライラする。仕掛けの仕様を把握するまでに時間がかかった。特に手の形をした仕掛けの意味が全くわからなかった。ステージがやたら長く感じる。最初の中ボスまでも随分長く感じたが、中ボスでやられるとステージの最初に戻されて驚いた。ようやくボスかと思ったら中ボスの2体目だったという事もあった。これが慣れて来れば短く感じるのだから、年をとればとる程時間が早く感じるというのも、単純な理屈で理解できる。新鮮味がないから早く感じるのだ。だから長生きしたければ恋をしなさい。

ストロマンやギャラクシーマンの親戚と思われるラバーメンと戦闘。アシッドが効かない。何故だ。ゴムだから如何にも効きそうではないか。アシッドの弱点がゴムではないとすると、あとは炎を酸で消すか、爆弾を無効化するかか?パイルが曲者だ。何かわかってない。金属なら酸が効いても不思議ではない。ロボットは全部金属だろとは思うが。今回は弱点が的中するまでボスを倒さない事にする。

ロックマン11 運命の歯車!! 3日目

+35分
プレイ前にボスの弱点を推測するのを忘れていた。2ステージ目を選ぶにあたって推測する。今回の8ボスの名前はまだ覚えていない。ステージセレクト画面を見ながら推測する。雷、氷、炎、爆弾らしいボスがいる事が確認できた。伝統を重視すると、雷→氷→炎→爆弾になる。他に酸、ゴム、ブロック、パイルの4体。パイルは何の事かよくわからないが、ガッツマンと同系統の工業用ロボットといったところか。ゴムは雷に効きそうだ。酸はゴムを溶かすはずだ。となると酸→ゴム→雷→氷→炎→爆弾となる。
「1」の前例に倣うと、爆弾は工業用ロボットに効果覿面だから、残すはパイル→ブロックとなる。ただブロックは爆弾で破壊するという事も考えられる。その場合爆弾→ブロック→パイル→酸になるが、ブロックで工業用ロボットに攻撃するというのもしっくり来ない。むしろ協力している感さえある。結論はブロック→酸→ゴム→雷→氷→炎→爆弾→パイルとなった。10の時の推測はどの程度当たっていたのだろうか。出だしから間違っていたような記憶がある。

ブロックが有効だと思われるアシッドマンステージを選ぶ。セレクト画面ではブロックマンの右隣であり、隣のボスが弱点というのも不自然な気もする。前半はブロックマンステージより簡単だったが、後半は意地の悪い即死トゲが増え、やはり思うように進めない。初見だからかステージが長く感じる。いつもそう思うから、今回が特に長いという事は多分ない。ギアシステムを誤作動してしまう。これでクリアしても、ギアを使わずクリアという実績があったとしても付かない事になる。発動しないようなオプションが必要だろう。DQ11にはそういうオプションがあった。このゲームには多分ない。誤作動でやり直しはヤリキレナイ。

ロックマン10のプレイ日記を読むと、最後のロックマンだからとロックバスターのみでゆっくり攻略していた。そういえばそんな事もしていた。当時は11が出るなど思っていなかったが、今も12が出るとは思っていない。常に最終作だと思っている。ただそれでもロックバスターのみでプレイするという発想はなかった。今回はやらなくていいだろう。

何度かゲームオーバーを繰り返す内、それほど苦労する事なく進めるようになった。即死トゲは多いものの、難度はブロックマンステージより低い。そしてボスの弱点は予想が的中し、ブロックでたやすく撃破した。どんな攻撃をしてくるかもよくわからないままだ。もしや今回は全部的中ではなかろうか。10よりはわかりやすい。10は意味不明なボスが多かった。ストライクマンって何だよ。

ロックマン11 運命の歯車!! 2日目

+25分
3日ぶりにプレイする。自制心がないと言っておきながらプレイしなかった。時間がない。正確にはいくらでも時間があるにもかかわらず、機敏に行動しないせいで悉く無駄にしている。何故か毎日時間がない。何をしていたのかと問われても答えられない。
さすがに1日目は気長にプレイしていたが、クリアできないとイライラも溜まって来る。同じような箇所でばかり死ぬ。スライディングが不発に終わって死んだりするとコントローラーを投げたくなるが、コントローラー=本体ではリスクが高すぎる。今のちびっ子は本当にこういうゲームをクリアしているのだろうかと毎度疑問に思う。それともロックマン11などをするのはゲーマーとおじさんだけなのか。今のちびっ子はロックマンとかだっせえよな、スマブラの方がいいよななどと言っているのか。
20分ほどかけてやっとボスまでたどり着く。肝心のボスでも苦戦が予想されたが、案外弱そうだった。ところが体力を半分ほど減らすと巨大化する。この手の巨大な敵は本当に嫌いだ。どう動くかわからない。全く攻撃が避けられない。もう一度最初からやり直しも嫌だと思い、E缶を使用。倒したかと思ったら元のサイズに戻り、まだ戦闘が続行した。これでやられたら本体を投げかねない精神状態の中、ギリギリ勝った。投げたらシャレにならない事はわかっているが、頭に血が上ると何をするかわからない。初見から妙な縛りプレイなどせず、おとなしくダブルギアシステムを使うべきなのか。縛っているというより、よくわからないものは面倒臭いからやらないという老害システムが発動しているだけではある。

ロックマン11 運命の歯車!! 1日目

+30分
奇しくもDQと共にどちらも11作目だった。シリーズ開始は同じ時期だろうか。ロックマンは20年くらい新作が出ていなかった時期があるはずだが、何故か並んだ。オープニングステージがない。操作性や画面などに不満点は特にない。一番弱そうなのはブロックマンだと判断する。
30分経過してもボスまでたどり着けなかった。9や10は難しいステージは1時間、簡単なステージなら10分くらいでクリアしている。このステージがトップレベルに難しいという事でなければ、11は難易度が高い方だと言える。今のところダブルギアシステムは一切使用していない。使わなくてもクリアできるなら使わない。ダメージはそこそこ受けるし、即死トラップばかりという印象は今のところない。
Wii以降の任天堂のゲーム機はコントローラーが奇抜なものばかりで、Switchもコントローラーだけでゲーム機として独立するというよくわからないものだった。普通のゲーム機でいいのにと思ったが、寝転がってプレイできるというのは非常に魅力的であり危険である。テレビの前でしかできないという制約があるからこそ、一日一度で済んでいた。いつでも起動できると、強い自制心がなければ時間が空く度手を出してしまう。これは青少年の教育上よろしくない。私は青少年ではないが、自制心のなさは青少年以下である。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS 1日目

+1時間
やけくそで、テレビとゲーム機本体と新品ソフト2本を同時に買った。届いた品々を見ても心がさほどときめかない事に絶望した。子供の頃なら鼻血を出す程興奮しただろう。今はもう「ふーん」である。中身を確認し、きょうびのゲーム機はちっさいのおと思った後、元に戻した。取り出してテレビに接続する気にならない。日常があまりにも辛くて無味乾燥だから、金さえ奮発すれば一時でも幸福感を得られるのではないかと期待した。ダメだった。厳密にはまだテレビは届いていないが、本当にやりたいと思うなら、今あるテレビに繋ぐはずだ。そんな気力は出て来ない。
すっごい金使ったんですけど。場合によっては我慢できず一週間くらいでクリアする事になるかも知れないと思っていたが、この感じでは数か月かかるだろう。高い金を出したのだから、できる限りやり込みたい。1時間50円換算くらいになるまではやる。テレビ全部含めて7万円かかったから、もう1本のソフトと合わせて1400時間プレイしなければならない。1日1時間プレイしても4年かかる。無理。
テレビが届き、面倒なセッティングを経てプレイを開始する。最近のテレビもゲームもセットが面倒臭い。昔のテレビは繋いだら終わりだったが、起動してさえゴチャゴチャ設定しなければならない。またIDとパスワードが増えた。これほどパスワードだらけの状態で、メモするなパソコンに記録するな使い回すなは不可能だろう。
ゲーム機が小さい、ソフトのパッケージが小さい事にも驚いたが、ソフトがSDカード以上に小さい事にはもっと驚いた。こんな踏めば粉々になるようなものだったとは知らなかった。そのくせパッケージには説明書が入っていない。今のゲームはそうなのか。Wiiの時代で止まっていたから戸惑う事ばかりだ。

名付けで固まる。エイトの時は迷わなかった。かっこいいかどうかはともかく、名前として違和感はなかった。イレブンはいやだ。エニクスもいやだ。スクエニはもっといやだ。結局SFC3で使われていたアルスにする。後でじゅういちをちょっと捩ってじゅんいち、あるいはダビッドソンという案が出た。却下。
さすがに8から10数年後という事もあり、グラフィックは格段に向上している。説明書がないから、システムがどう変わったかはわからない。戦闘中に主人公が動けるが、この動きが戦況にどういう影響を与えるのかさっぱりわからない。本当はごりごりのアクションにしたかったのを、懐古主義者の反発を恐れてコマンド式にしたのか。
8にできたカメラのズームが今回できない。やり方がわからない。なにせ説明書がない。カメラを色々いじっても絶対エマのパンツが見えない事が判明する。スカートの中には暗黒の世界が広がっていた。ゼシカは見えたのに?何プライアンスなのだろう。
老人が最近のゲームをするにあたって一番戸惑うのは、セーブというコマンドがない事だ。オートセーブが当たり前になっている。いつセーブされるのか、またされたのかよくわからないから怖い。

儀式をクリアして村に戻る。教会で2Dモードに切り替えてみる。単純に見た目を変えるだけだから簡単に切り替えられるのかと思ったら、手に入れたアイテムなどは失われ、レベルと所持金だけを引き継いで、更に特定の地点からしかスタートできないらしい。何故そんな面倒な事をしなければならないのだ。2Dモードで再び試練をクリアして3Dモードに戻そうとしたが、試練の最初にしか戻れない。何だこれは。面倒な。
2DモードはSFCの3や6くらいのグラフィックに見える。ただモンスターは動かない。BGMも3Dモードと同じだからしっくり来ない。最大の問題は、あくまでも3Dモードが主体であり、2Dモードではストーリーがきちんと描かれていないという事だ。ストーリー上は海の景色が見えるはずなのに、2Dモードではそんなもの見えない。それで「この景色を見せたかったのね」といわれても、どの景色や?としか言えない。2Dモードはおまけであり、懐古主義者向けに一応作ったという程度のものだと考えた方が良さそうだ。ゲームソフトを2本作るようなものだから、2Dモードを徹底的に作るのは無理だというのはわかるが、拍子抜けだった。